セーターの穴退治〈2〉

またまたセーターを虫喰いからレスキュー。前回同様、ミニワッペンでの補修です。

ミニワッペンでの補修の仕方とメリットはこちらをご覧ください。

今回、直すのは、ロングカーディガンの裾とポケット、襟付きセーターの襟、そして薄手のカーディガンの腰と袖です。

ロングカーディガンは去年、後ろの肩に大穴が2つ開けられたのを補修済みでした。

今回もベースのフェルトと刺繍糸は前回と同じものを使いました。左前身頃の裾と、右前身頃のポケットの小さい穴を補修しました。
あまりにも小さいので、ワンポイントいえばワンポイントですが、だれにも気づかれないかもしれません。


続いての襟付きセーター。こちらは元々わたしの祖父が着ていたもので、その後、父、わたしと受け継いできた年代物。少なくとも40年は現役なのではないでしょうか。

ところが後ろの襟に小さな穴。チェックを構成するベージュと茶色に呼応させて、ワッペンにはベージュ地に茶色の花刺繍を施しました。


もう一点は薄手のカーディガンの後ろ側の腰の中央と、左肘。持ち主がワッペンを目立たせたくない、というご希望でしたので、カーディガンと同色で葉の刺繍を、花は渋いブロンズ色、地のフェルトは深い紺色をセレクト。ひっそりとしつつ、ほんのり存在感を示しています。

刺繍のモチーフは同じですが、色の選び方によって、いろいろなセーターを直せます。ミニワッペンでの穴退治に、一段と自信を持ちました。

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