先輩研究所のおさらい会に賛助出演しました

三線の先輩教師お二人の研究所が主催する「おさらい会」が2025年9月14日にさいたま市で行われ、小田原澪箏曲研究所として応援と賛助出演に駆けつけました。

出演者する各研究所の生徒さんたちが日頃の稽古の成果を披露する独唱や斉唱のみならず、八重山舞踊を研究しているグループによる舞踊が「鳩間節」「ションカニ」「黒島口説」「まみどーま」と4つもあって、豪華な催しでした。当初、観覧者は出演者の友人や家族ぐらいと想定されていましたが、蓋を開けてみると30名もの方々がお越しになっていて、たいへん驚きました。

舞踊の地謡や独唱などに出演しました

わたしは5演目7曲を演奏しました。

  • 舞踊 ションカニ(地謡の箏伴奏)
  • 斉唱 つぃんだら節・久場山越路節(三線斉唱の箏伴奏)
  • 独奏・独唱 月ぬかいしゃ・蔵ぬぱな節(箏独唱)・前ぬ渡節(三線独唱の箏伴奏)
  • 舞踊 黒島口説(地謡の箏伴奏と囃子)
  • 斉唱 くいぬぱな節(三線斉唱の箏伴奏)

地謡はなかなか機会がありませんので、貴重な経験をさせていただきました。ステージは舞踊だけで使用し、地謡はステージ下の観客席から演奏しました。わたしは箏の弦や譜面に目を落としていることが多く、踊りに演奏を合わせるタイミングを図るのは三線の方々に頼り切りでした。三線は師匠や先輩が務められていたので、箏演奏に集中することができました。

独奏・独唱の3曲は、笛の独奏(三線伴奏付き)・箏独唱(笛伴奏付き)・三線独唱(箏・笛伴奏付き)と1曲ずつ順繰りに主役と伴奏が入れ替わりながら演奏しました。ユニークな構成で、3つの楽器の音色の特性を紹介できたと思います。

生徒たちの箏合奏に感動

わたし個人の演奏のほかに、箏の生徒さん3人の独唱や合奏もありました。なかでも「二段」の合奏と「鶴亀節」の箏斉唱の演目は、感無量でした。生徒さん一人ひとりのがんばりと、息を合わせて良い演奏にしようという心意気の両方が表れていて、また3人の手の動きがきれいに揃っているところに、凛とした美しさがありました。

楽屋裏での忙しさは今回も

これまでの舞台でも何度か経験をしていますが、今回も箏の調弦とやりくりには大いに悩まされました。自分1人分ではなく、生徒さんを含めた複数人分を考えたのは今回が初めてです。

箏は3面、演奏者は4人、全17演目23曲中の10演目13曲に箏演奏が入りました。幸いすべて本調子でしたが、三線の方の唄いやすさに合わせて4種類の高さが設定されており、舞台裏でしばしば調弦を変える必要がありました。

各演目の音の高さをうかがってから、調弦が間に合うように演目の順序を調整していただいたり、箏の運搬や調弦をする分担表(アイキャッチ画像の左上)を作ったり、という準備段階に何日も要しました。

各研究所の生徒さんたちの今後に発展的につながるような機会にできれば、という趣旨で開催された「おさらい会」でしたが、教師一年生のわたしにもたくさんの学びがありました。

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