北小岩の「沖縄フェス」に出演しました

2026年3月15日、北小岩で、「沖縄の戦争と平和」をテーマにした、「沖縄フェス」と題された催しがありました。わたしは、三線の師匠の研究所である八重山古典音楽安室流保存会平良広治研究所の一員として出演しました。本番当日の3週間前にご依頼があり、研究所のなかでも都合がつく人だけでの出演となり、師匠のほか、7人の門下生で50分の番組を構成しました。

舞踊・音楽のプログラム

主催団体のご挨拶と、沖縄文化についてのスライドトークに続いて、わたしたちの公演が始まりました。演目は以下の通りです。( )内はわたしが担当したパートです。

  • 斉唱 赤馬節(箏伴奏)
  • 八重山舞踊 鷲ぬ鳥節(唄三線)
  • 斉唱 目出度節(箏伴奏、唄・囃子)
  • 八重山舞踊 赤またー節(箏伴奏)
  • 発表「沖縄の戦争と平和について」(トーク)
  • 独唱 とぅばらーま〈戦争歌詞〉
  • 琉球舞踊 上り口説(箏伴奏)
  • 斉唱 八重山育ち(箏伴奏、唄、「しょんかね節」パートの箏独唱)
  • カチャーシー〈豊年音頭・唐船ドーイ〉(踊り)

生徒さんの箏伴奏で唄いました

「赤馬節」「鷲ぬ鳥節」「目出度節」の3曲は、箏2面の伴奏が付きました。わたしは「赤馬節」「目出度節」で生徒さんと箏で共演し、「鷲ぬ鳥節」では唄三線に徹して生徒さん2人に箏伴奏をお任せしました。

思い返してみると、レッスンでは経験がありましたが、わたしが唄三線で演奏するときに、生徒さんに箏伴奏を付けてもらったのは、初めてのことでした。三線と箏が重なったときの気持ちよさ、三線が休符のときに箏がぽろんと鳴る華やかさ、生徒さんたちがリズムどおりにしっかり弾いている様子を感じながら三線で唄うことができて、合奏の妙とともに指導者としての感慨を味わいました。

12分間のトーク

今回は、途中のトークも担当しました。「沖縄の戦争と平和について」というテーマは、主催者から依頼されたものでしたが、わたしはこのテーマで取材を重ねているジャーナリストでも、調査研究をしている研究者のような専門家でもありませんので、どのような立場からお話したらいいのか、非常に困惑しました。

しかし、戦中・戦後にどのように八重山民謡が受け継がれてきたのかという観点からなら、社会状況と合わせてお話ができるかもしれないと考え至り、話をまとめました。

スライドや手元資料などがないトークにしては、内容を盛り込みすぎた感はありましたが、小さいお子さんも含めて、みなさんに熱心に耳を傾けていただきました。終演後に感想を伝えにきてくださった方もいて、たいへんありがたかったです。

チームワークを感じる舞台

準備期間が3週間と短く、本番会場でのリハーサルができない公演でしたが、舞踊3演目を含めてきっちりまとめることができたと感じました。同じ研究所で日ごろから学び合う仲間だったために、呼吸が合わせやすかったからだと思います。準備、持ち物、進行、片づけをみんなで分担して、非常にスムーズに進みました。

「鷲ぬ鳥節」と「赤またー節」は三線の師匠が、「上り口説」は師匠のお姉さんが踊りました。カチャーシーの踊り方のコツを、前日リハーサル中にお姉さんに習ったおかげで、本番では照れずに体を動かすことができました。沖縄・八重山文化のなかで生きてきた方々の躍動感を、お客さんだけでなくわたしも体験させていただいたひと時でした。

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